友人たちとnoteで交換エッセイを書いているのだけど、それぞれがいまハマっている音楽を書こうということになった。


いま中国のとあるバンドにハマっていて好きすぎて長くなりそうだったので、自分のブログで思う存分書くことにした。


彼らのことを話す前に自分の音楽遍歴を少し振り返ってみる。


高校生ぐらいまではミスチルをよく聞いていたけど、2011年にいわゆるC-POPを初めて聞いて以来は中華音楽一筋に。

はじめの頃は周杰伦、林俊杰、方大同、王若琳、宇宙人、曲婉婷を中心に台湾のものを比較的よく聴いていた。というか中国語の音楽はほとんどが台湾発信だと聞いていたので、C-POP=台湾や香港など、大陸以外のものがメインだと思っていた。


その考えが変わったのは中国人の夫と出会ってから。その時2016年。


薛之谦、李荣浩など大陸出身歌手の曲をよく聞くようになった。

「大陸の音楽ってこんなにいいものなの?」って正直びっくりした。知らなかったことが悔やまれるくらい素晴らしい歌手と曲にあふれていた。


そしてまた時を経て2021年。いまわたしがハマっているのは…


その名も 九連真人


九連真人とは中国広東の連平を拠点としているロックバンドで、平日は教師、週末にライブやフェスで中国各地を飛び回っている。

彼らの名が知られるようになったのは、中国のバンドが一堂に集まりトップを決める“乐队的夏天”に出演したことがきっかけである。


その番組を観たことでわたしも現在中国のバンドに夢中になっている。


彼らの音楽をはじめて聴いたときの衝撃たるや!

なにが衝撃って、まず客家語で歌っているからなにを歌っているのか分からないのである。それにも関わらずあの眼差しで語りかけられ、訴えられると鳥肌が立つほど興奮する。

音楽のテイストもいままでに聞いたことがないものだ。


なにはともあれ、まずは彼らの音楽を聞いてみてほしい。

莫欺少年穷


せっかくだからもう一曲。


凡人歌


この曲の中で使われている唢呐という楽器。形状はトランペットに似ているのだけどトランペットよりさらに高い音が出る。彼らの曲に唢呐を加えることで曲が一気に盛り上がる。


どの曲も最高だからどれが一番かなんて決められない。


10年来中華音楽を聴いてきて、音楽は言語を超越するものだと猛烈に感じている。